葬儀になくてはならない「祭壇」に関する豆知識①

葬儀を行うにあたって、なくてはならないものの一つに「祭壇」があります。

祭壇と聞いてもピンとこない人も多いかと思いますが、種類もさまざまです。

いざ、葬儀を行う際に祭壇ひとつで値段が変わることもあり、意外と重要なのです。

ここでは、祭壇に関する豆知識をご説明します。

■祭壇の意味

祭壇とは、葬儀の会場の正面にある故人の供養のために設けられた大きな棚のことを指します。

「段」といわれる部分と「輿(こし)」といわれる部分から出来ており、花や装飾で飾られた祭壇の真ん中には故人の写真である「遺影」を置き、供物を供えたり読経を上げたりします。

格式の高い素材といわれている白木で作られた祭壇が一般的ですが、最近では宗派やご遺族の意向でさまざまな祭壇を選ぶことができます。

■祭壇のなりたち

葬儀における豪華な祭壇が一般的になったのは比較的新しく、戦後の昭和30年代になります。

それまでの葬儀の祭壇は、机に白い布をかけただけの簡素な「白布祭壇」が中心であり、メインは「葬列」であったとされています。

葬列によって、通行人に対し故人の社会的地位や家柄を表すことができました。

戦後、葬列の風習が徐々に姿を消し、霊柩車による搬送が主な手段になったこともあり故人を知らしめることがなくなってしまいました。

富裕層を中心に、葬列の代わりとして、豪華な白木祭壇を用いるようになったといわれています。

それが一般に広く普及し、現在の祭壇になったそうです。