葬儀にあげられる「読経」は宗派によって異なる②

ひとえに葬儀といっても、その形式は信仰している宗派によって厳密に異なります。

特に異なるのは「お経」です。

ここでは、宗派によりどんなお経が読まれているかを紹介します。

なお、すべての宗派で共通して読まれるようなお経はありません。

■天台宗阿弥陀如来を本尊とし、法華経を経典とする宗派です。

葬儀では法華経、般若心経も読まれますが、どちらかというと阿弥陀経や妙法蓮華経が読まれることが多いです。

■真言宗空海によって開かれた密教で、大日如来を拠り所とします。

葬儀では般若心経が最も多く読まれており、理趣経などを読むところもあるようです。

■臨済宗禅宗の宗派である臨済宗では、葬儀で観音経や大悲心陀羅尼(だいひしんだらに)が読まれます。

なお、南無阿弥陀仏などの念仏は唱えません。

■曹洞宗臨済宗と同じ禅宗のひとつである曹洞宗では、葬儀には大悲心陀羅尼を唱えますが、最もよく読まれているのは般若心経です。

なお、臨済宗も曹洞宗も葬儀の際に鳴り物を使うのが特徴とされています。

■浄土宗・浄土真宗「南無阿弥陀仏」といえばこの宗派というぐらい「念仏」に特徴があります。

一心不乱に念仏を唱えることで、阿弥陀如来のいる極楽浄土へ導かれるとされる教えです。

浄土宗・浄土真宗で読まれるお経は阿弥陀経や無量寿経です。

■日蓮宗法華経こそが正しい経典であるとの教えから、葬儀では法華経(妙法蓮華経)が唱えられます。

大きな特徴として葬儀の際に「南無妙法蓮華経(なむみょうほうれんげきょう)」という「お題目」を全員で唱えることです。

※葬儀関連記事:新型コロナでも「普通の葬儀ができるはずだ」|au Webポータル経済・ITニュース